2016年10月02日

三津の渡し

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松山市の三津〜港山の約80メートルの内港を2分ほどで繋ぐ小さな渡し船です。

正式な名称は「松山市道高浜2号線」という海の市道であり、船頭さんは松山市の職員であるとか。渡し船とはいえ、市道であるため、料金は必要ありません。年中無休で、朝7時から夜の7時まで運行されていますが、特に時刻表のようなものはありません。誰かが乗ってくると、すぐに出発します。

いつもは三津側に停泊していますが、対岸の港山から乗りたい場合は、手を振れば停泊中の三津側から迎えて来てくれます。手を振って呼んでも気付いてもらえない時は、乗場付近にベルが設置されていますので、それを押せばよいとのこと。

私も三津から港山方面に用事があったので、利用させて頂きましたが、私一人が乗ったところですぐに出発して頂けました。三津から港山まで内港の沿道をあるけば30分ほど掛かりますが、渡し船で2分です。

この渡し船の歴史は古く、戦国の幕を開けた応仁の乱が起こった応仁元年(1467)であるとか。

当時、港山(湊山)城主だった河野通春が城兵の糧食として米や野菜・魚などを三津から調達するために、港山と三津との間を渡し船で結んだのが始まりだったといわれています。

実に550年もの歴史を有することになります。

ちなみに、明治14年に三津の住民から架橋の請願があったとのことですが、実施されることなく、現在に至っています。

橋がある方が便利には違いありませんが、不便を楽しむというのも文化であるのかも知れないと、小さな船旅の中で思ってしまいました。(よそ者だから無責任に言っているのかも知れませんが。)
posted by 仁四郎 at 13:12 | Comment(0) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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